Archive for the ‘ハラスメント’ Category

「ばか」「ブタ」、福岡市の認可保育園で、園児に暴言や体罰

2019年3月5日

福岡市の保育園で保育士による園児への暴言や体罰があったとして、2019年2月15日、福岡市は園を運営する社会福祉法人「北斗会」に児童福祉法などに基づいた改善勧告を出した。市による特別指導監査によると、同園では、「ばか」「ブタ」などの暴言や押し入れに閉じ込めるなどの不適切な保育があったことが判明。同園には2017年にも聞き取り調査が行われていたが、その際には不適切な保育の事実確認ができなかった。その後の報道で、同園の元保育士が「何も話さないよう口止めされていた」と証言。2019年1月から特別指導監査が実施されていた。

(毎日新聞、共同通信、日本経済新聞)

【このニュースに一言】
共働き家庭の増加などで、保育園に通う子どもの数は増えています。一方、都市部などの保育園では人手不足が慢性化しており、保育士の負荷が高まっています。今回、保育園の関係者からは「人手不足で現場に余裕がなかった」、「不適切な行為を園全体で許容する雰囲気があった」という話が出ていますが、子どもが心身ともに安全に過ごす保育園で、暴言や体罰はあってはならないことです。
今回の件で、外部から見れば明らかに不適切だとわかることも、組織の中ではわからなくなるという怖さを感じます。
現場を見聞きした人が、最初は「おかしい」と感じても、「ほかに手段がない」、「業務を進めるためだから、仕方ない」などという組織の論理から、正当化する気持ちが生まれるのかもしれません。
業務の内容に不安を感じたら、信頼できる上司や同僚に相談をしてみましょう。あなたの相談がきっかけとなって、不適切な業務のやり方が正されるかもしれません。

落語で学ぶコンプライアンス タカラトミーが開催

2019年2月27日

2019年2月8日、大手玩具のタカラトミーが「かつしかシンフォニーヒルズ(東京都)」で、同社グループの全従業員を対象に、コンプライアンスを学ぶ落語会を開催した。同社では5年前から「コンプライアンスを考える日」というイベントを開催しており、落語会はその一環として行われたもの。落語家の春雨や風子がコンプライアンス落語「権力者」など2演目を披露した。同イベントには800人が出席し、グループ全社にも同時配信が行われた。
コンプライアンス落語「権力者」は、企業・団体のコンプライアンス推進活動を支援するハイテクノロジーコミュニケーションズ社(HTC)が企画するコンテンツの一つ。昨年、タカラトミーが社内のコンプライアンス研修に落語の動画を使用したところ、好評だったことから今回の上演が実現したという。
(スポーツニッポン/HTC Webサイト)

【このニュースに一言】
コンプライアンスの大切さは、多くの企業の経営層やコンプライアンス推進担当者に理解されてます。しかし、一人ひとりの従業員となると、話は別です。しっかりと理解している人もいれば、「自分には関係ない」と関心が低い人もいます。企業・団体でコンプライアンス意識を浸透させていくには、まずコンプライアンスに関心を持ってもらうことが必要です。コンプライアンス落語は、関心が低い人にも、コンプライアンスに目を向けてもらうコンテンツとして、2012年の構想から2017年にHTCが企画したもので、今後多くの企業・団体で利用して欲しいと思います。

部下が上司を評価する!「360度評価」制度を導入と発表 財務省

2018年11月6日

2018年10月19日、財務省は組織改革案の中間報告を行い、2019年中に上司と部下がお互いに評価する「360度評価」制度を導入予定であると発表した。
同省は、文書改ざんやセクハラなどの不祥事を受け、今後の不祥事防止を目指す「財務省再生プロジェクト」を進めている。「360度評価」とは、上司から部下のみではなく、部下から上司、同僚からなど、複数の評価者によって多面的に評価する手法。
そのほかに、内部通報制度の整備や、幹部職員向けのコンプライアンス研修なども予定しているという。

【このニュースに一言】
同省の度重なる不祥事には、複数の幹部職員が関わっていました。問題のある行動を見かけても、部下が上司に指摘しづらい環境であったことが、不祥事が起きてしまった原因の一つであると考えられます。「360度評価」により、複数の人から様々な視点で評価されることで、客観的に自分を知ることができます。その結果、無意識に行っていた自身の悪い言動を改善するといった効果が期待できます。
同省は今後導入にあたって詳細なルールを決めていくとしていますが、「360度評価」が有効に機能するために大切なのは、評価する側、評価される側の両方が「お互いを高めあおう」「より組織を良くしていこう」という意識を持つことです。客観的事実を踏まえず、褒めたり、貶したりといった主観のみによる評価は禁物です。

学術論文のデータに捏造や改ざん 愛知学院大学

2018年3月30日

2018年3月10日、愛知学院大学は、同大歯学部の講師らが発表した学術論文のデータに捏造や改ざんがあったことがわかったと発表した。「2013年に発表された論文の中に不自然なデータが存在する」という匿名の通報を受け、同大が調査を行ったところ、論文内に使用されている画像に反転・切り貼りなどがあったことが発覚。論文の主旨に関わる捏造や改ざんにあたるとして、大学は論文の取り下げを勧告した。今後関わった講師らの処分について審議するという。

【このニュースに一言】
人の目に触れるものである以上、捏造・改ざんはいつか絶対に発覚します。また、データの捏造や改ざんは、論文の価値だけでなく、研究者としての価値をも失わせる行為です。講義や研究の信憑性は薄れ、「信用できない講師から学びたくない」と学生も集まらなくなるおそれがあります。
同大は、捏造・改ざんを行った者だけでなく、研究監督者などの数名にも責任があると判断しました。形式的なチェックだけでは意味がありません。データが正しいかどうかチェックがしっかりと行われていれば、不正を未然に防げたかもしれないのです。直接不正を行っていなくても、責任を問われる可能性があることを意識しましょう。

育児・介護休業法の施行 マタハラ防止策の義務化

2017年2月1日

2017年1月1日から改正男女雇用機会均等法と改正育児・介護休業法が完全施行となった。今回の法改正で企業に義務付けられた。

政府指針による具体策としては、(1)マタハラの行為者に厳正に対処し、就業規則などで規定して周知徹底すること (2)相談窓口の設置、などがあげられる。

 

【このニュースに一言】

マタハラが起きる原因に加害者の損得勘定がある。「自分は忙しくても休めないのに、あの人は・・・」、「あの人のせいで、私の仕事が増える」等々、「私が損している」という気持ちである。そんな状態では、いくら「マタハラはダメ」と周知して、「マタハラしたら罰します」と厳しくしても、マタハラは防げない。表立ったものは減ると思うが、陰に隠れた陰湿なものが蔓延るだけだ。

マタハラを防ぐためには、損得勘定でも「私にメリットがある」とみんなが思う施策を考える必要がある。例えば、同じ職場で妊娠した人や、育児で休暇や時短勤務を取る人が出たら、「妊娠・出産・育児応援手当」のようなものを、職場のみんなに支給するというのはどうか?「お金で解決なんて!」と思うかもしれないが、健全な職場や良いチームワークに役立つなら、決して悪くはない。(企業として負担するだけのメリットはあると思う)

医大女性医師、同僚らにパワハラで懲戒処分

2016年12月13日

2016年12月12日、福島県立医科大学に勤務する女性医師が、附属病院のスタッフや同僚医師らにパワハラを行っていたとして、停職3カ月の懲戒処分を受けた。同医師は2015年に同大学のハラスメント対策委員会からパワハラの認定を受け、注意されていたにも関わらず、パワハラを続けていた。また同医師に口頭注意した同大学の教授に対し、執拗にメールを送り、同教授への中傷も含まれていた。

 

【このニュースに一言】

同医師は、ハラスメント対策委員会からハラスメント認定を受けていたにも関わらず、自分の行為を「助言や指導でハラスメントではない」と否定してようです。公正な判断でも、受け入れずに「間違いだ」という意識は、どこから来るのでしょうか。人間は誰にでも誤りがあります。「自分は必ず正しい」という傲慢さあったのではないでしょうか。

自分にとっての「正しさ」も多くの人には「間違い」ということは当り前のようにあります。もしも、自分を振り返って、「自分は必ず正しい」と思ったり、「人の指摘にすぐ反論する」といったりすることが多い人は、意識なくハラスメントを行っているかもしれません。「自分も間違いの多い人間」であると考え、指摘を受け入れる素直さを持つことが、ハラスメントの加害者にならない有効な予防策だと思います。

ブラックバイトで団交要求、飲食チェーン店

2015年9月18日

労働組合の「ブラックバイトユニオン」は、9月10日に飲食チェーン店の「しゃぶしゃぶ温野菜」でアルバイトとして働く大学2年生の男性が、未払い賃金などの問題で団体交渉を申し入れたことを明らかにした。この男性は、毎日約12時間の連続勤務を4カ月間していたが、一部の賃金が未払いであると主張。さらに、仕事中に落してしまった商品の購入も強要されていたという。また、退職を申し出ると、店長から「ミスが多いから懲戒免職」「どうやって責任を取るんだ」といわれ、高額の損害賠償請求を示唆されるなどで退職できなかったという。団体交渉の申し入れ先は、同店をフランチャイズ経営する会社と、フランチャイズ本部の「レインズインターナショル」の2社という。レインズ社は「加盟企業のコンプライアンス意識強化、店舗従業員のコンプライアンス教育を強化する」旨の発表している。

 

【このニュースに一言】

劣悪な労働環境がニュースになる飲食チェーン店は、何が問題なのでしょうか。もちろん、利益追求のためにアルバイトを「こき使う」ことを企業として指示しているようなところはないと思います。推測になりますが、「人手不足」や「教育指導」の改善を現場まかせにし、組織としての対応を怠けているからではないでしょうか。レインズ社が、十分なコンプライアンス教育をすでに行っている状況で、今回の件が起きたなら、同情します。しかし、形だけのコンプライアンス教育しかしていなかったとしたら、大いに反省を求めたいと思います。

エレベータを故意に停止した元社員の刑事告訴を検討

2015年8月28日

シンドラー社製エレベータの保守点検を担当していた元会社員が、20105年6月から8月にかけて、東京都内など約7カ所の集合住宅でエレベータを故意に停止させ、利用者を閉じ込めていた。シンドラー社は8月5日に元社員を懲戒解雇するとともに、国土交通省に報告した。同社は、詳しい経緯を調べたのち刑事告発を検討している。元社員は国土交通省に対して「6月半ばごろに会社とトラブルになり、困らせようと思ってやった」と話している。

 

【このニュースに一言】

マルハニチロの子会社で起きた冷凍食品の農薬混入事件など、以前にも会社への不満から従業員が業務を妨害する事件がありました。今回の事件も人事異動への不満が原因となったものでした。「仕事の成果が、基準に達していなかったことを理由とし、管理職から一般社員に降格させていた」と報道されています。

人事異動が正当なものであったとしても、本人への説明、伝え方によっては、大きな不満を生むこともあります。また風通しの悪い職場環境だと、通常であれば話し合いで納得できることも、解決せず不満が残ったままになります。同社の職場環境がどうだったかわかりませんが、改善すべき点があるようなら、ぜひ改善し、顧客の不安を払しょくして欲しいと思います。

埋蔵文化財調査室の学芸員、発掘現場でセクハラ

2015年7月29日

北九州市芸術文化振興財団の男性学芸員(43)が臨時職員女性6人にセクハラ行為をしていたことがわかった。同財団は、7月16日男性学芸員を停職3カ月の懲戒処分にし、上司を厳重注意した。男性学芸員は市内の遺跡で発掘調査の現場監督を務めていた。作業中、複数の女性の体を触ったり、つかんだりしたという。処分後、男性学芸員は、「コミュニケーションのつもりだった。反省している」と話している。

 

【このニュースに一言】

この男性学芸員の言うコミュニケーションは、自分の立場からしか考えない、誤ったものだったと思います。停職3カ月という処分の重さから、かなり悪質だったのではないでしょうか。

一方、女性がいない・少ない職場で働く男性には、女性との接し方でわからない人が多いように思われます。そんな男性は、つい身近な親しい女性と同じように接して、セクハラと思われてしまうことがあるかもしれません。

セクハラは、「相手が嫌と言わないから大丈夫」など憶測や思い込みで判断してはいけません。相手が不快に感じたとしても「気まずい雰囲気になりたくない」など、人間関係を気にして言わないこともあります。相手の感情に配慮する会話、状況判断をすることはビジネスマナーの一つです。決して、ボディータッチなど軽率な行動は行ないようにしましょう。

パワハラで警官3人が懲戒処分

2015年7月24日

7月15日滋賀県警は、パワハラ行為を繰り返していた男性警部ら3人を減給などの懲戒処分を発表した。大津北署に勤務する警部と警部補は、部下に対し顔面を殴ったり、火の付いたライターを近づけたりなどを行っていた。また別の署では、巡査部長が人格を否定する叱責を繰り返し、バケツで頭をなぐるなどの行為もあったとしている。首席監察官は、「今後は指導を強化し、再発防止に努めて参りたい」とコメントした。

 

【このニュースに一言】

「パワハラ」という言葉は世間に広く知られるようになりました。しかし、いまだにパワハラがなくならないのはどうしてでしょうか。理由として、他人のパワハラ行為は気づいても、自分のパワハラ行為は気づきにくいということがあります。また、「指導」というものがパワハラ行為に変質しやすい面をがあることも理由だと思います。今回のケースは、もしかすると「できる上司」の「できない部下」へのイライラが、正しい指導をパワハラ行為に変質させてしまった結果ではないでしょうか。

パワハラの加害者にならないためには、「自分を行動を振り返る習慣を持つこと」、「イライラする感情がパワハラ行為を生んでしまうことを、肝に銘じること」だと思います。

懲りないセクハラ 長野県中野市議

2015年1月13日

懇親会で同僚の女性市議の体を触るセクハラ行為が絶えない長野県中野市議会の男性市議が、またもやセクハラ行為をしたとして、除名処分とした。

同市議が所属する会派「市政会」の所属議員らによると、12月12日の夜に開かれた懇親会にて、女性市議から「体を触られた」と申し出があった。取材に対して同市議は「意識した触った記憶はないが、気分を害したとしたらおわびしたい」と述べた。

6月の懇親会でも金子市議は女性職員の体を触るなどの行為が目撃されていた。こうした経緯をふまえ、12月24日に除名処分を決めた。

 

【このニュースに一言】

セクハラの指摘を受けたときに「そのようなつもりはなかった」という弁解をする人が多くいます。それは、今までセクハラを受けていた側が我慢していたのを「問題ないこと」と勘違いをしていたからです。

そんな勘違いをしている人たちには、問題になったセクハラを責めるだけではダメです。セクハラを止めさせるためには、正しい認識を心の奥底まで刻み込んでもらうことが必要です。時間を掛けた研修で、間違った認識をしっかりと正す「更生プログラム」が必要なのではと思います。

反省もせず、やりたい放題の警察官には厳罰を!

2013年8月14日

後輩の女性巡査に対し、勤務時間中に警察車両内でわいせつな行為を繰り返したとして、岡山県警察本部の巡査部長(36)が逮捕された。女性巡査が勤務終了後に上司に相談し、告訴に至った。巡査部長は容疑を否認している。県警警務部長は「誠に遺憾。捜査の結果を受けて厳正に処分する」と話している。容疑者は過去に飲食店で暴れたり同僚を殴ったりして、注意を受けたことがあったという。

 

【このニュースに一言】

過去の不祥事で受けた「注意」とは一体どんなものだったのでしょうか?

効果のない「注意」は、いくら行っても意味がありません。この巡査は注意を受けても「関係ない」、「大したことではない」と考えていたように思えますが、注意した側はその点に気づいていなかったのでしょうか。注意する側も「他人事」で本当に悔い改めているかどうかに関心がなかったのではないかと疑いたくなります。「注意」にしろ「指導」にしろ、相手の心に突き刺さるような、記憶に刻むような、そして「やってはいけない」と心から思えるような「内容」と「方法」で行わなければ効果はでません。

今回、逮捕されたわけですが、二度と同じことをしない(する気が起きない)ほどの厳罰を与えて欲しいものです。

 

大学教授が女性教員にセクハラ行為

2013年4月11日

東北大学は28日、部下の女性教員にセクハラ行為を繰り返したとして、40代の男性教授を同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたことを発表した。
男性教授は2010年11月から1年以上セクハラ行為を続け、被害を受けた女性教員が昨年3月、大学の「ハラスメント全学防止対策委員会」に申し出たことで発覚したという。
教授は事実関係を認め「セクハラの認識はなかった」と話しているという。教授と被害者の特定につながるとして、セクハラの内容や教授の処遇などは明らかにされていない。

 

【このニュースに一言】
セクハラという言葉は知っていても、何がセクハラになるのかを知らない人は、たくさんいるようです。
相手が明らかに嫌がればセクハラだと気つくでしょうが、相手が我慢してしまうと気づきません。世の中、立場の強い人に対して、立場の弱い人は我慢してしまうものです。
立場の強いひとは、それに気が付かないとダメです。

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