シワだらけのスーツ、黄ばんだシャツ、曲がったネクタイのアナタ

アナタが新卒で採用されてから、早いもので8年の月日が経ちました。新人時代は辛いことばかりでしたが、ここ最近やっと仕事の楽しさを感じるように。キッカケは1年前、やっと「自分が担当者だ!」と胸を張れる仕事ができたからです。自分で取ってきたクライアントに自分で考えたプランを提示する、責任を一手に背負う仕事にやりがいを見出しました。アナタは上司の指示で動くよりも自らがチームリーダーとなり、部下をテキパキと動かすことに充実感を抱くタイプだったようです。

以前の立場ならば、上司に指示された作業をこなしていればそれでOKでした。極端なことをいえば、仕事の期限と自分のことだけを考えていれば良かったのです。しかし、チームリーダーとなった今はそうもいきません。部下の仕事量やスケジュール、さらにはメンタルの具合までケアしなければなりません。
残業は増えましたが、「昔っから陣頭指揮がしたかった!」というアナタはどこか楽しげ。バリバリと仕事をこなし、没頭する自分にウットリとします。

しかし、仕事に励みすぎたことによる弊害も生まれてきます。アナタの場合、それは身だしなみに現れました。シワだらけのスーツ、黄ばんだシャツ、曲がったネクタイ。仕事の忙しさにかまけ、スーツをクリーニングに出すことも忘れています。元来、身だしなみを気にしないタイプのアナタは「俺の外見なんて誰も見てないよぉ」と考えています。しかし、同僚は毎日同じスーツで働くアナタに辟易としています。ある人は「外見も気になるが、それ以上ににおいも気になる」なんて言っていましたよ……。

身だしなみの乱れは社内の秩序も乱します。当然、お客様にもマイナスイメージを与えます。つまり、アナタの仕事にとってもマイナスなのです。仕事をバリバリこなしていれば「身だしなみを気にしなくて良い」、そんなわけはありません。

教 訓

身だしなみはビジネスマナーの基本。自分のため、そして周囲のため、清潔感を大切に。