ツイッターのイラスト無断使用 大手小売り会社

2020年2月10日、大手小売会社の一部店舗内で掲示していたイラストが、作者の許可を得ず無断に使用されていたものだったとして、親会社が作者に謝罪したことがわかった。
問題となったのは、手作りマスクの作成方法を説明するイラスト。元々はツイッターで投稿されたもので、店舗スタッフが無断で掲示物に使用したという。掲示物を見た知人からの知らせを受けて、作者が店舗に連絡したことで発覚した。イラストは指摘を受けて撤去し、同社は作者に謝罪。取材によると同社広報は、「著作権に関する認識が不足していた。著作権に関する認識が不足していました。個別の店舗でやったことだが、弊社としてもチェック体制が足りていなかった」などと話している。
(テレ朝ニュース、twitter)

【このニュースに一言】

今では、インターネット上で多くの画像・文章を無償で自由に見ることができます。しかし、「無償で見ることができるから、自由に使うことができる」というのは、大きな思い違いです。多くの画像・文章には著作権があり、その作者(イラストレーターやライターなど)は、その創作で生計を立てています。無償で見ることができるものでも、作者は報酬を受取り作成していたり、特定の用途のみでの使用を認めていたりするものです。それを勝手に使われてしまうなら、生計は成り立たなくなります。また作者の気持ちを想像すれば、作品が勝手に使われることが、作者を不快な気持ちにすることもわかるはずです。著作権侵害は、法律違反であるとともに、作者の気持ちを踏みにじり、傷つけるものであることを認識してください。