ニュース概要
テレワークで長時間労働を強いられ適応障害を発症したとして、2024年3月、補聴器メーカー・スターキージャパンの社員が横浜北労基署から労災認定された。同社員は、上司から就業時間外にも多くの指示や催促を受けており、休日労働を強いられることもあったという。発症直前1か月の時間外労働は、過労死ラインを超える112時間に上った。テレワークでの長時間労働を原因とした労災認定は、公表されている中で本件が初となる。
このニュースに一言
度を超えた長時間労働の強制は、絶対にあってはならないことです。しかし、強制がなくても一般に管理職や同僚の目が届きにくいテレワークでは、時間外労働が増えても周りが気づかず長時間労働が慢性化するリスクがあります。こうしたリスクを軽減するには、職場全体でのこまめなコミュニケーションが欠かせません。テレワークを行う際は、業務の進捗や負荷状況を定期的に発信しましょう。 また、テレワーク中の同僚や後輩に対して気を配り、「忙しいときは手伝うから、気軽に連絡して」など、離れていても相談しやすくなるように声掛けするとよいでしょう。 そして管理職は、部下の負荷状況を正しく把握し、業務分担が偏らないよう配慮する必要があります。日頃から意識してコミュニケーションを取り、相談事項がないかなど確認しましょう。
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