ニュース概要
2022年9月、国交省は、職員による「関東地方整備局発注者綱紀保持規程」に抵触する行為があったとして、入札契約手続きを取り止めたことを発表した。河川工事の入札に関する情報を入札参加者に提供し、その見返りに入札参加者から現金を得ようとしていた職員がいたとのこと。 この職員は、入札参加者に関する情報の提供を契約担当部署の職員に依頼しており、不審に思った契約担当の職員から、本件が発覚した。
このニュースに一言
本件では、職員が複数の入札参加者に、不正を持ちかけましたが、それに応じる入札参加者はいなかったと発表されています。 応じなかった理由は、「コンプライアンス意識の高さ」「贈賄が発覚した際のダメージ」などいくつか考えられますが、主な理由として、贈賄に手を染めるよりも、誠実に活動した方が、中長期的に会社の利益になるという考えがあったのではないでしょうか。企業・団体が誠実な活動をして、信用を積み上げ、周囲に認められるには、長い年月がかかります。一方で、コンプライアンス違反によって、企業の信用は一気に崩れ落ちます。
そのことを意識し、仮に相手から不正を持ちかけられても、毅然とした態度で断りましょう。 また、相手との立場上、断りにくい場合は、上司に相談するなど、一人で抱え込まずに、複数の視点で解決の道を探りましょう。
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