ニュース概要
2023年2月、福岡県警は海外から輸入したアサリを「熊本県産」と偽装し販売したとして食品表示法違反容疑で水産会社の社長を逮捕した。同社は、以前に農林水産省九州農政局より不適正表示を指摘され、改善・再発防止について指示されていた。また、共謀したとされる2つの業者に対しても、福岡県警は、同容疑で書類送検する方針とのこと。 社長は「国産でないと売れなかった」と容疑を認めている。
このニュースに一言
農林水産省九州農政局は、同社に対して、「原因の究明・分析を徹底すること」、「食品表示制度についての啓発を行い、その遵守を徹底すること」「講じた措置について、令和5年1月13日までに農林水産省九州農政局長宛てに提出すること」といった指示をしていました。同社が、農水省の指示に従って不正を改めるよう行動したか否かは、ステートメントが無く確認できません。 他方、食品の産地偽装は全国で頻繁に起きており、「バレなければ儲かる」という認識・意識が業界の一部に根強く残っていると推測します。 不正によって業績を向上できたとしても、真実が露見したあとは会社の社会的信用は地に落ちます。不正の内容によっては、事業が立ち行かなくなる事態にもなりかねません。 自ら信用を失う行為をすることが無いよう、ビジネスには信用が一番大切であることを肝に銘じましょう。
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