ニュース概要
2020年5月、日本経済新聞社は、つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道に対し、著作権を侵害したとして、約3500万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。首都圏新都市鉄道は、日本経済新聞社の記事を無断で複製し、社内のイントラネットで閲覧できるようにしていたとのこと。首都圏新都市鉄道は、2020年2月にも、中日新聞社から同様の訴えを起こされている。
このニュースに一言
イントラネットや、社内のデジタルサイネージを使って情報を共有することは、ごく一般的な行為になりました。情報を気軽に発信・受信できるため、正しく利用することで企業の大きな力となります。
他方、今回の新聞記事の無断利用など、著作権法違反となる使い方をしてしまうこともあります。雑誌や新聞、Webサイトの記事などは、もともと多くの人が目にするものなので、「断らずに使ってもよい」と思われるかもしれません。しかし、当然これらにも著作権があり、無断での流用・改変・複製などは、著作権の侵害となります。記事を利用したい場合は、利用契約を結ぶ等で、著作権者から許諾を得ることが必要です。
新聞記事の内容を社内で共有する場合は、原本を回覧する、ニュースサイトのリンク先情報(URL)を共有する、著作権者の許可を得る、など著作権への配慮を忘れないようにしましょう。
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