元審査役を1億円の詐欺罪で追送検 大手銀行

2015年5月29日、現金約1億円をだまし取ったとして、大手銀行本店の元審査役による投資詐欺事件に対して追送検したことがわかった。立件額は2億円にのぼる。

これは2011~12年にかけて詐欺容疑で元幹部の行員が「月利3%の配当を支払い、元本も返す」などとうそを言い、都内の男性医師から現金をだまし取った疑い。

同容疑者は容疑を認めており、同じ男性から現金1億500万円を詐取したとして2015年4月に起訴されている。

 

【このニュースに一言】

この事件は、大手銀行の看板と幹部の肩書があって成り立つ事件です。恐らく、中小零細企業の従業員が同じことをしても、だれも詐欺に引っかかることはないでしょう。そう思うと、「当社は一流で、人材も優秀」と考える企業だからこそ、コンプライアンス教育や指導はしっかり行わなければならないと感じます。