飲酒運転で教職員を懲戒免職

2015年7月、新潟県の教育委員会は、飲酒運転で摘発された中学校の男性教師と高校の男性学校技術員を懲戒免職にした。男性教諭は、飲酒運転中に自損事故を、男性学校技術員は車で田んぼに転落していた。

 

【このニュースに一言】

被害者が出ていない飲酒運転による事故がきっかけで、男性教諭と男性学校技術員は、摘発され、職を失うこととなりました。職を失うということは、人生にとって深刻な出来事です。最近の裁判で「処分が重すぎるので無効」という判決が出されることもあります。みなさんのなかでも、この処分を重いと思うか、当然と思うか、意見がわかれるのではないでしょうか。

刑事罰を重くしても、懲戒免職など処分を重くしても、相変わらず飲酒運転はなくなりません。理由は「自分は大丈夫」といった過信がなくならないからです。「過信を持たない、飲酒運転がもたらす悲劇を心に刻む」、運転する人すべてが、そうなれば、処分の軽重を議論する必要もありません。