AV出演した消防士、本人が一番悪いが、管理者も同じくらい悪い!

大阪府某市消防組合は、27歳と26歳の男性消防士が男性同性愛者向けのアダルトビデオに出演して報酬を受け取ったとして、2013年8月30日地方公務員法に 基づき2人を停職6カ月の懲戒処分にした。映像はDVDで市販されている。市に届いた匿名のメールで発覚した。神戸市の海水浴場で 出演の勧誘を受け、「自覚が足りず、軽い気持ちで受けてしまった」という。
また同じDVDのシリーズ作品に某市消防本部(大阪府)の消防士2人も出演していたことが、同じく市への告発文で判明し、停職6か月の懲戒処分を受けている。

 

【このニュースに一言】

処分理由は地方公務員法の「信用失墜行為の禁止」と「営利企業等の従事制限」に反したことによるものです。本人たちは「誰に迷惑を掛けるわけではないので・・・」といった気持ちだったのかも知れませんが、法に反することは許されることではありません。

今回のように「形式犯」(実質的な被害の有無を問わず、規定に反するもの)は、「知らないこと」や「犯罪意識が低い(これくらい構わない、許されるだろう)」ことが発生原因になりやすいものです。そのため形式犯を防止するためには、日々の啓発が重要です。

今回処分を受けた消防士の方に一番の責任はあると思いますが、市や組合が前述の啓発をしっかりと行っていれば、起きなかった事件だったのではと思います。