社会人になると日々さまざまな文書を作成します。プレゼン資料、会議の議事録、日報などなど。 でも、がんばって伝えたいことを書いても、それが「わかりにくい」と相手にはうまく伝わりません。 実は、わかりやすくするのは意外と簡単。ちょっとしたコツを知っていればOKです。 そのコツとは、「切る」「区切る」ということ。短く切ったり区切ったりすることで、読者の脳への負担が減り、パッと理解できるようになります。 文章を書くのが苦手でも問題なし。誰でも簡単にできる「いろいろな切り方、区切り方」を6回に渡ってお届けします。 |
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第2回 |
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まいったなあ。今日も先輩に「お前の日報はわかりにくい。内容をもっと整理しろ」って言われちゃったよ。伝えたいことはちゃんと書いてあるんだけどなあ。何がいけないんだろう? |
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一文の中にたくさんのことを詰め込むと、読むのに疲れるだけでなく、関係性がわかりにくくなります。
たとえば、次の文を見てみましょう。 |
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今日は、会員登録と、退会処理、登録済み会員の確認作業について教えてもらった後で、DM発送と見積書作成について、〇〇さんの指示を受けて復習しました。 |
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第1回で「一文を短く」がコツだと言いましたね。まずは短くしてみましょう。 | |
今日は、会員登録と、退会処理、登録済み会員の確認作業について教えてもらいました。その後、DM発送と見積書作成について、〇〇さんの指示を受けて復習しました。 |
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これで少しわかりやすくなりましたね。でも、まだスッキリとしません。最初の文に「教えてもらいました」とありますが、何を教えてもらったのかがわかりにくいですね。 | |
えーと、教えてもらったのは、「会員登録」「退会処理の確認作業」「登録済み会員の確認作業」の3つなんだ。 |
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このように、いくつかのことを列挙するときこそ、箇条書きの出番です。
最初の文は、箇条書きを使えば次のようにすっきりと書けますね。「会員登録」のあとに「作業」をつけたほうが表現を統一できていいですね。 こうすると、教えてもらったことが縦に並ぶので3つだということがパッとわかります。 |
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今日は、次の作業について教えてもらいました。 |
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同じように箇条書きにすると、二つめの文は次のようになりますね。 | |
その後、〇〇さんの指示を受けて、次の業務を復習しました。 |
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これなら、教えてもらったことが3つ、復習したことが2つあることがパッとわかります。
箇条書きの大きな利点は、改行によって、「一文が明確に区切れる」ことに加え、「文が縦に並ぶ」ことです。 |
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なるほど。列挙するときは箇条書きか! |
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まとめ 〜箇条書きのポイント〜 | |
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箇条書きがわかりやすい理由の一つは、文が縦に並んでいることです。これは「視覚的に」整理されているということになります。 |