職場でモヤッとする言葉、どのくらい見聞きしてる?
職場でモヤッとする言葉、どのくらい見聞きしてる?
実施期間:2026/5/11~5/31
有効回答数:126件
悪気はなさそうだけど、ちょっと引っかかる一言を調査
何気ない一言なのに、なぜか少し引っかかる。
「これくらい普通だよ」「今の人は恵まれてるよ」「前にも言ったよね?」・・・
そのような、職場で発生するモヤッとする言葉、
「どれくらい見聞き(言われたり、聞いたり)しているのか?」
「そんなときどう対応しているのか?」についてお伺いします。
職場で、次のような言葉を言われたり、聞いたりすることがありますか?それぞれについて、あてはまるものを1つずつお選びください。
「よくある」「たまにある」を合わせると、最も多かったのは「苦労マウント系」で64.3%だった。次いで「注意・指導の圧が強い系」が60.0%、「価値観の押しつけ系」が53.0%となった。
一方で、「プライベート踏み込み系」は28.7%、「性別・年齢決めつけ系」は37.4%にとどまっており、典型的なハラスメントとして認識されやすい言葉よりも、日常業務の中で交わされる“指導”“依頼”“価値観の共有”に近い言葉のほうが、モヤッとする場面として多く見聞きされていることがうかがえる。
特に「昔はもっと大変だった」「前にも言ったよね」「これくらい普通だよ」といった言葉は、発言者に強い悪意がなくても、受け手には圧や否定として伝わりやすい。職場のモヤモヤは、明確な暴言やハラスメントだけでなく、日常会話の中にある“少しずれた一言”から生まれていると考えられる。
個別設問の結果
価値観の押しつけ系(例:これくらい普通だよ、みんなやってるよ)
苦労マウント系(例:昔はもっと大変だった、今の人は恵まれてるよ)
プライベート踏み込み系(例:結婚しないの?、どこに住んでるの?)
注意・指導の圧強い系(例:前にも言ったよね?、ちゃんと確認した?)
性別・年齢決めつけ系(例:男性/女性なんだから、若いんだから・・・)
気持ち軽視系(例:それぐらい気にしすぎ、そんなことで悩んでるの?)
問1以外で、職場で言われたり、聞いたりする「ちょっとモヤッとした言葉」があれば教えてください。
【自由記載より抜粋】
- 「普通はこうするよね」「常識だろ」「そんなの常識でしょ?」といった、価値観や判断基準を一方的に押しつける言葉
- 「昔はもっと大変だった」「みんな我慢しているんだから」といった、苦労や我慢を基準にする言葉
- 「前にも言ったよね?」「それぐらいわかるでしょ」「ぜんぜんダメ」といった、相手を追い詰めるような指導の言葉
- 「女の子」「男性/女性なんだから」「若いんだから」といった、性別や年齢による決めつけ
- 「土日何したの?」「どこ行ったの?」など、悪気はなくても私生活に踏み込みすぎる言葉
- 「任せる」「自由にやっていい」と言いながら、実際には正解が決まっているような曖昧な依頼
- 「たたき台を作って」と言いつつ、方向性を示さず丸投げになっている依頼
- 「管理職なら当然でしょ」「休みも家で仕事するのが当然」といった、役割を理由にした過度な期待
- 「できない人にさせてもどうしようもない」「能力がない人は人柄で評価するしかない」といった、本人の尊厳を傷つける言葉
- 「悪気はないんだけど」と前置きしながら、受け手の不快感を軽く扱うような言葉
自由記載を見ると、モヤッとする言葉は単語そのものよりも、「相手を下に見る」「説明を省く」「責任を曖昧にする」「自分の基準を押しつける」といった姿勢と結びついていることが分かる。
また、「言葉というより制度の運用状況や無言の雰囲気にモヤッとする」という回答もあり、職場の違和感は発言だけでなく、日頃の関係性や組織風土にも影響されていると考えられる。
職場でモヤッとする言葉を言われたり、聞いたりしたとき、あなたはどうしていますか?
【自由記載より抜粋】
対応については、大きく分けると「何もしない・受け流す」「自分の言動を振り返る」「あとでフォローする」「相手に伝える・注意する」「相談する・記録する」といった行動が見られた。
主だった事例は次のとおり。
- その場では空気を見て何も言わない
- 聞き流す、受け流す、無視する
- 自分も同じ言い方をしていないか気をつける
- 言われた相手が困っていそうなら、あとで声をかける
- あとで同僚や友人と話す
- 信頼できる上司や同僚に相談する
- 関係性によっては、やんわりと伝える
- 場を改めて本人だけに注意する
- ひどい場合は上司、監査役、コンプライアンス委員会などに相談する
- 研修やコンプライアンス通信の題材として活用する
- その場は何もしないが、メモして記録に残す
多くの回答に共通しているのは、「気になるが、すぐには言えない」というためらいである。特に、発言者が上司や上位者である場合、場の空気を壊すことへの不安や、指摘した側が悪く見られることへの懸念から、何も言えないという声が目立った。
一方で、相手との関係性がある場合には「やんわり伝える」「あとで個別に注意する」「言われた人をフォローする」といった対応も見られた。直接注意するだけでなく、後から声をかける、自分の言葉遣いを振り返る、研修の題材にするなど、現実的な対応を取っている人も少なくない。
アンケート結果・一覧
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