36（サブロク）協定とは、労働基準法第36条に基づく、時間外労働（残業）や休日労働に関する労使協定のことです。労働基準法において、労働時間は原則、１日８時間、１週40時間以内とされています。これを法定労働時間といいますが、この時間を超えて従業員に時間外労働（残業）や休日労働をさせる場合には、36協定を締結し、労働基準監督署に届け出をしなくてはいけません。
2019年4月１日より働き方改革関連法案が順次施行され、36協定で定める時間外労働の上限（限度時間）は原則、１か月45時間・１年360時間等とされています。特別条項を締結しない限り、これに違反すると罰則が科せられます。従業員の生活の質を向上させ、職場で能力をより発揮してもらうためにも、必ず決められた手続きを行いましょう。