やりたくない仕事を任された! これってパワハラ?

「やりたくない」という個人の感情的な理由だけでは、その指示がパワーハラスメント(パワハラ)にあたるとはいえません。ただし、業務上必要ではない、もしくは常識的な範囲とはいえない指示は、パワハラに該当するおそれがあります。
※ たとえば、以下のようなケースはパワハラにあたります。

●上司の私的な用事(昼ご飯を買いに行くなど)を、強制的にさせられる
●1日では遂行不可能な、膨大な量の仕事を「今日中にやれ」と押し付けられる
●管理職なのに、書類のコピーやお茶くみなど、誰でもできる仕事ばかり命じられる

苦手な仕事や現在の業務より少し高いレベルの仕事を任されたとき、遂行できるかどうか不安な気持ちがあると、やりたくないと感じることがあるかもしれません。しかし、それだけで安易にパワハラだと判断することはNGです。任された仕事に対して不安があるときは、上司にその旨を伝えてサポートを頼む、積極的に質問するなどして、解消していきましょう。

※ パワハラの判断基準について、詳しくは「パワハラって、どうやって判断したらいいの?」をご覧ください。