埋蔵文化財調査室の学芸員、発掘現場でセクハラ

某市芸術文化振興財団の男性学芸員(43)が臨時職員女性6人にセクハラ行為をしていたことがわかった。同財団は、2015年7月16日男性学芸員を停職3カ月の懲戒処分にし、上司を厳重注意した。男性学芸員は市内の遺跡で発掘調査の現場監督を務めていた。作業中、複数の女性の体を触ったり、つかんだりしたという。処分後、男性学芸員は、「コミュニケーションのつもりだった。反省している」と話している。

 

【このニュースに一言】

この男性学芸員の言うコミュニケーションは、自分の立場からしか考えない、誤ったものだったと思います。停職3カ月という処分の重さから、かなり悪質だったのではないでしょうか。

一方、女性がいない・少ない職場で働く男性には、女性との接し方でわからない人が多いように思われます。そんな男性は、つい身近な親しい女性と同じように接して、セクハラと思われてしまうことがあるかもしれません。

セクハラは、「相手が嫌と言わないから大丈夫」など憶測や思い込みで判断してはいけません。相手が不快に感じたとしても「気まずい雰囲気になりたくない」など、人間関係を気にして言わないこともあります。相手の感情に配慮する会話、状況判断をすることはビジネスマナーの一つです。決して、ボディータッチなど軽率な行動は行ないようにしましょう。