学園長の使いたい放題の不適切な支出 埼玉県の某学校法人

2015年9月、埼玉県の某学校法人の学園長に、海外出張などで不適切な支出があったことが明らかになった。外部からの指摘を受け、調査委員会を設置し調査を進めていた。調査報告では約1482万円を「不適切な支出」と認定している。不適切な支出として、アクセサリー店など明らかに私的で使用したと推測できるクレジットカードの明細書も含まれていた。学園長の父親である理事長は「保護者、学生に大変申し訳ない、学園長として不適格だった。親としての責任は十分に感じている」とコメントした。学園長は全額を返却し、理事長は報酬の1割を9月から1年間返上することを決めた。

 

【このニュースに一言】

外部理事は学園長について「教育にかける熱意は高く、実際に成果は出ている」というように話しているそうです。しかし、どれだけすばらしい教育活動を行っていたとしても、社会のなかで道理に反することを行えば、信頼を得ることはできません。不正を行うようでは、教育者としても学校経営者としても失格です。

今回の事件を教訓に、保護者が「信頼して子供を預けられる」学園作りを根本から見直し、再構築に努めて欲しいと思います。