飲酒運転を隠蔽し、身代わり立てる 大阪府警の巡査部長

2017年12月7日、大阪府警の巡査部長が、飲酒運転による道路交通法違反と犯人隠蔽教唆の疑いで逮捕された。

調べによると、巡査部長は酒を飲んだ状態で乗用車を運転。植木などに衝突する事故を起こした。その際、一緒にいた男性を身代わりに立てて自身の飲酒運転を隠蔽しようとした。また、現場にかけつけた後輩警察官二人に口止めをしていた。

身代わりとなった男性が別容疑で逮捕されたことをきっかけに、発覚したという。

【このニュースに一言】

この事件では幾つもの不正が発生しています。まず一つは巡査部長が飲酒運転をしたこと、そして二つ目はそれを隠蔽したこと、三つ目は男性が身代わりとなって代わりに出頭したこと、四つ目は口止めされた後輩警察官二人が従ったことです。

犯罪を取り締まるべき警察官が飲酒運転・隠蔽教唆をしたという時点で呆れますが、不正行為をした人に何人もの協力者がいたという事実にはさらに驚きます。特に後輩警察官二人は、先輩ではなく自身の良心に従い、職務をまっとうすべきでした。

この事件は、一つの不正が、次の不正を生む、不正の連鎖の例です。他人の不正を隠す、見逃すことは、あなた自身が犯罪者になるだけではありません。あたなの後に、新たな犯罪人を作り出すことになるかもしれません。