2019/02/09
/ 最終更新日 : 2019/10/05
管理者
パラマウントベッドホールディングス株式会社 様
パラマウントベッドホールディングス株式会社 様
より多くの拠点に足を運び、フェイストゥフェイスでコンプライアンスを醸成できるよう心がけています
対象サービス:企業倫理ガイドブック、便りなど
パラマウントベッドホールディングス株式会社 企業倫理室 中村様
パラマウントベッドグループのコンプライアンス推進とは
同社は、病院用ベッドの専業メーカーとしてスタートし、高齢者施設や在宅介護分野にも事業領域を拡大しているパラマウントベッド株式会社を中核とし、同社製品を中心とした点検・メンテナンス等を行うサービス事業会社や福祉用具のレンタル卸事業会社などを傘下に置く総合メディカル事業グループの持株会社です。2011年には、グループのコンプライアンス推進を担う企業倫理室が発足。人の質を高め、企業不祥事を未然防止するため、各拠点での研修や従業員へのヒアリング、年一回のコンプライアンス調査、毎月の便り(名称:企業倫理室からのメッセージ)の発行などを実施しています。
https://www.paramountbed-hd.co.jp/
フェイストゥフェイスでのコンプライアンス教育を重視
同社企業倫理室の中村様に、日々のコンプライアンス推進活動についてお伺いしました。
- HTC
- 企業倫理ガイドブック制作のご依頼や、情報交換などでやり取りさせていただきありがとうございます。貴グループでは、どのようなコンプライアンス推進活動を行っているのかをお聞かせください。
- ご担当者
- 当グループでは、フェイストゥフェイスでのコンプライアンス教育を重視しており、研修と従業員へのヒアリングのため、なるべく多くの拠点を訪問しています。例えば2018年は、約100ある拠点のうち、48の拠点に訪問しコンプライアンス研修を実施しました。研修後は、約700名の従業員にヒアリングを行い、職場内にコンプライアンス問題が潜んでいないかを確認しています。その際、ヒアリング結果を事業所長にフィードバックして、是正するよう働きかけています。ちなみに、私(中村様)は、内部通報の対応も行っており、各拠点でのヒアリングの際には、できる限り、自分の人となりを知ってもらいたいと考えています。相談員の人となりがわからない状態では、通報があっても、なかなか本音で話してくれないためです。
- HTC
- 「企業倫理ガイドブック」と「企業倫理室からのメッセージ(便り)」の活用について、お聞かせください。
- ご担当者
- 企業倫理ガイドブックは、新入社員研修や中途社員の方への研修で使用しています。研修は一時間半程度ですが、企業倫理ガイドブックを教科書として話をしています。また研修では、過去に当グループで起きた事例に関する問題を出題するなどを実施しています。企業倫理室からのメッセージは、2013年初から発行していますが、HTCさんのコンプライアンス便りの4コマ漫画を流用して作成しています。文章は自社の状況に合うよう、自分で考えて執筆しています。毎月、興味を惹くために、どんなタイトルにするかなどを考えながら作成し、全従業員に配信しています。よく読んでくれている拠点では、7割程度の従業員が見てくれていますので、継続して毎月発行していきます。
同社は、フェイストゥフェイスのコミュニケーションを重視して、実際に多くの拠点に足を運び教育を行うという姿勢が印象的でした。
全従業員に企業倫理ガイドブックを配付。興味を惹く内容で、意識啓発
毎月、「企業倫理室からのメッセージ」でコンプライアンス意識を刺激
文章は、自社の状況に合うように新規で執筆。自社で起きたヒヤリハットや、担当者が感じていることなどを、毎月タイムリーに発信しています。
コミカルな挿絵、ポスターの図柄、4コマ漫画を掲載するなど、読み手の興味を惹く工夫をしています。