インサイダー取引はなぜいけないの?

インサイダー取引とは、投資判断に著しい影響を及ぼす会社の重要情報を知った人が、その情報が公表される前に株式等を売買することです。つまり、一般の人が知ることのできない情報を知っている「有利な立場」で、利益を得ようとする行為です。インサイダー取引が放置されるなら、不当に損失を被る投資家もでてきます。そうなれば、株式市場そのものへの信頼は失われ、企業が株式市場から資金調達できなくなってしまうでしょう。そうした事態を招かないために、インサイダー取引は禁止されているのです。