業務で不適切処理、書類偽造 福岡県芦屋町

福岡県芦屋町は、2024年10月、産業観光課の職員を停職3か月の懲戒処分としたことを発表した。職員は、国民健康保険税に関する未決裁や通知書の未送付などの業務の漏れや、そうした漏れをごまかすためにシステムに不正アクセスして納期限を変更したり、書類を偽造したりするなどしていた。業務の引き継ぎの際や、住民からの問い合わせにより発覚。職員は「上司に報告することで迷惑をかけたくなかった」などと説明しているという。

【このニュースに一言】

職員は、業務上のミスを隠し、上司に知られるのを避けたかったのかもしれません。しかし、その結果として不正アクセスや書類偽造といった不正行為に手を染めたのは、最悪の選択です。ミスやトラブルは誰にでも起こり得るものですが、それを隠そうとする行動は絶対に避けるべきです。一時的にごまかすことができても、不正行為が発覚するのは時間の問題です。早期に適切な対応をしないと、問題はさらに大きなトラブルへと発展する恐れがあります。また、不正行為は個人だけでなく、職場全体の信頼を失わせる結果を招きます。
ミスをした際には、上司や同僚に正直に報告し、適切な対応方法を相談することが大切です。誠実な報告は、業務を円滑に進めるだけでなく、問題の早期解決や再発防止にもつながります。そして何より、こうした行動が自身の成長にも結びつくでしょう。