パワハラで警官3人が懲戒処分

2015年7月15日滋賀県警は、パワハラ行為を繰り返していた男性警部ら3人を減給などの懲戒処分を発表した。大津北署に勤務する警部と警部補は、部下に対し顔面を殴ったり、火の付いたライターを近づけたりなどを行っていた。また別の署では、巡査部長が人格を否定する叱責を繰り返し、バケツで頭をなぐるなどの行為もあったとしている。首席監察官は、「今後は指導を強化し、再発防止に努めて参りたい」とコメントした。

 

【このニュースに一言】

「パワハラ」という言葉は世間に広く知られるようになりました。しかし、いまだにパワハラがなくならないのはどうしてでしょうか。理由として、他人のパワハラ行為は気づいても、自分のパワハラ行為は気づきにくいということがあります。また、「指導」というものがパワハラ行為に変質しやすい面をがあることも理由だと思います。今回のケースは、もしかすると「できる上司」の「できない部下」へのイライラが、正しい指導をパワハラ行為に変質させてしまった結果ではないでしょうか。

パワハラの加害者にならないためには、「自分を行動を振り返る習慣を持つこと」、「イライラする感情がパワハラ行為を生んでしまうことを、肝に銘じること」だと思います。