有効期限切れワクチンを誤接種

有効期限の切れたワクチンの誤接種が相次いで報告されたことを受け、厚生労働省はワクチンを接種する際、有効期限の確認を市町村や医療機関に徹底するよう2015年7月21日に都道府県に対し通知した。現在までに有効期限の過ぎたワクチンの誤接種は48件報告されている。また厚生労働省は、日本ワクチン産業協会会員のメーカーにも有効期限が3カ月を切ったワクチンを販売業者などに出荷する場合は、文書で確実に有効期限を知らせるよう求めた。

 

【このニュースに一言】

ワクチンの有効期限切れの誤接種の他にも、接種回数やワクチンの種類などの間違いが、全国で年2000件以上あることが厚生労働省研究班の調査で分かっています。特に小児科は予防接種の種類が多く、時期も集中しているため間違いが多いようです。今のところ健康被害は出ていないということですが、人の命に関わる業務に間違いは絶対に許されません。医療現場で薬品の管理は基本です。間違いを防ぐルールづくりと、現場への徹底を早急に行って欲しいと思います。