小児がんの治療で、子供を取り違えて細胞移植を行う

2013年12月に東京都内の某病院で、小児がんの1歳の男の子に移植する予定の細胞を、同じ病気で入院していた4歳の女の子に移植するミスがあった。2人の主治医は同じで、主治医が患者を取り違えたという。移植に使う注射器に患者名を書かないなど管理にも問題があり、病院は「初歩的なミスだった」と認めて謝罪している。今のところ女の子に健康被害は起きていない。

 

【このニュースに一言】

過去、医療機関では様々な取り違え事件があり、亡くなった方もいました。これを大きな教訓として、医療にかかわる人たちは取り違えが起きないように、さまざまな対応策を講じてきたはずです。今回、「初歩的なミスだった」と謝罪していますが、初歩的なミスが起こる原因は、意識の低さに他なりません。病院に勤務される方は、高い技術を持つ専門職の方が多いと思いますが、そんな方ほど「人間にはミスがあるもの、自分もその人間」といった気持ちをいつもいつも持ちながら医療にあたって欲しいものです。