某地方放送局の記者、取材で毎日新聞社の記者と名乗る

取材活動をする際に、毎日新聞社の記者と名乗り偽名を使ったとして、某地方放送局報道部の20代男性記者が懲戒処分を受けていたことが2013年4月にわかった。記者は身分を詐称した理由について「取材相手に問い詰められ、気が動転してしまった」と話しているという。某地方放送局は毎日新聞社と取材相手に謝罪し、この記者と報道担当局長・報道部長を懲戒処分とし、記者を取材しない部署に異動させたことを発表している。

 

【このニュースに一言】

その場逃れを嘘(身分の詐称)を使わなければならない状況を作った取材とは、どのようなものだったのでしょうか。「公益のため、正義のため」という気持で取材に当たるのはいいのですが、「公益のため、正義のため」を錦の御旗にして、どんな取材方法でも許されると思ってはいけません。今回、記者が身分の詐称をしたことを考えると、本人には「許されない取材方法」だったという自覚があったのでしょうね。