飲酒事故で身代わり依頼、警視庁巡査を懲戒免職

2015年8月7日、警視庁は飲酒運転で人身事故を起こし、同乗者に身代わりの虚偽申告をさせた男性巡査を懲戒免職処分にした。6月11日男性巡査は、乗用車を運転中に前方不注意で信号待ちの車に追突。酒気帯び運転だったため、同乗していた友人の女性に身代わりを頼み、女性が運転していたと虚偽の申告をさせた。男性巡査は、「酒気帯び運転で事故を起こしたことが明るみに出れば職を失うと思った」と話している。

 

【このニュースに一言】

飲酒運転に加えて、保身のために身代わりを頼むなど、男性巡査に同情の余地はありません。警察官であれば飲酒運転の危険性、事故の悲惨さを良く知っているはずです。それにも関わらず、飲酒運転をするのは「自分は大丈夫」とった驕りがあったのではないでしょうか。さらに違法行為を摘発する者が、違法行為を隠ぺいするなど、その意識の低さには呆れてしまいます。

多くの警察官が、高い倫理意識を持ち、職務を遂行していることは間違いないと思います。今後、この事件のような警察官が出てこないように、一層の教育指導、意識啓発を警察組織には期待したいと思います。