国交省航空局長“重要書類入ったカバン”置き引き被害

2015年6月14日、国土交通省は、同省航空局長が電車内でテロ発生時の対応資料など重要書類が入ったカバンを置き引きしたことを発表した。局長は東急田園調布視線に乗り帰宅していたところ終点の駅で網棚に置いたカバンが無くなっていることに気付いた。カバンの中には他にも職員の緊急連絡先が書かれた書類やタブレット端末などが入っていた。神奈川県警は窃盗事件として捜査している。国土交通省は「情報管理の徹底を図ります」とコメントしている。

 

【このニュースに一言】

日本年金機構の情報漏えいなど、民間企業だけでなく、行政機関や関係する組織でも大きな情報流問題が起きています。このような状況にも関わらず、航空行政を統括する重要な立場の人間が、無防備な行動をしたことに不安と疑問を感じます。

推測ですが、機密情報だと理解していても、扱うことに慣れてしまい、心の中での重要性が低くなっているのではないでしょうか。

事件の当事者の局長はもちろん、重要機密を取り扱う人には、対岸の火事と考えずに、いま一度、心を引き締めてもらいたいと思います。 また、お酒を飲むときは重要書類は持ち歩かない、業務は社内のみで行い、業務上の書類は家には持ち帰らないなど、普段から情報漏えいのリスクを考えた行動をとるようにしましょう。