熊本前郵便局長が1億数千万円の横領の疑い

熊本県某町の前郵便局長が郵便局内の現金1億数千万円を横領した疑いがあることがわかった。2015年6月中旬、内部調査の結果、預かった貯金や保険料などの現金が局内の金庫からなくなっていることが判明。約1年前から横領行為があったとみられ、具体的な手口や横領した現金の使途などについては「調査中」としている。日本郵便局は前局長を解任。刑事告訴する予定としている。

 

【このニュースに一言】

いわゆる「偉い人」の横領、不正支出などの事件を目にする機会が増えています。それは、世間のコンプライアンス意識の高まりにより、報道が積極的に取り上げようになったからかも知れません。今回不正は、内部調査により発覚しましたが、横領が約一年間も続いていたことを考えると、内部調査の実施方法が適切だったどうか疑問です。被害を少なくするためには、早期発見が大切です。内部調査の実施方法を再考することはもちろん、内部調査以外でも発見できるようなチェックの仕組みや「不正の誘惑」を生まない職場環境をつくる必要があると思います。