セカンドハラスメントってなに?

「セカンドハラスメント」とは、ハラスメントの相談をした相手から責められたり、ハラスメントを知った周囲から嫌がらせを受けたりすることです。具体的には「被害者に対して無関心な態度をとる」「被害者が悩んでいることを批判したり、説教したりする」「相談受けた内容を漏らす」などの行為です。このような行為はハラスメントで苦しんでいる被害者をさらに苦しませることになります。被害者はセカンドハラスメントによって、一層働きづらい状況まで追い込まれることもあります。
被害者から相談を受けた人は、「相手は勇気を出して相談している」ということを理解し、まずは真摯に話を聞きましょう。その後は被害者がどうしたいかという気持ちを確認し、上司もしくは会社の専用窓口(ホットライン)に相談するなど、適切な対応をしてください。特に部下を持つ人や後輩を指導する立場の人はハラスメントの相談を受けた場合、どのような対応をするべきか、会社に確認しておくことをおすすめします。