衣装デザインの模倣で謝罪 アニメ『東京BABYLON』

来年4月放送予定のテレビアニメ『東京BABYLON 2021』において、現存する衣装デザインを模倣していた事実があったことを、2020年12月4日、公式サイトは「TVアニメ『東京BABYLON 2021』に関するお詫びとご報告」で発表した。
発表によると、問題があったのは11月19日に発表したキャラクターイラストの衣装デザイン。発表後に問い合わせがあり、アニメーション制作会社への事実確認を行ったところ、「キャラクター衣装の設定制作過程において、適正な権利処理が行われていない」ことが判明したという。該当イラストはすでに削除されている。

(『東京BABYLON』公式サイト、毎日新聞)

【このニュースに一言】

著作権の保護を強く意識しなければならないアニメの制作チームで、このようなあからさまな著作権侵害が起きたのはなぜでしょうか。公式サイトで言及している「チェック体制の不備」も理由の一つと言えますが、それよりも制作チームの著作権に関する知識や意識に大きな問題があったのではないでしょうか。さすがに不正を自覚して行っていたなら最悪ですが、おそらく知識不足が原因だったのではないかと思います。
アニメ制作では、企画力、構成力、デザイン力など様々な能力が求められます。しかし、それらの制作能力と同じくらいに「著作権などのルールの知識」が必要なことも忘れてはいけません。例えれば、自動車の運転のようなものです。「運転の技術」があっても「交通法規の知識」がなければ、自動車の安全な運転はできません。アニメ制作でも、著作権の知識がなければ、今回のように多くの著作権侵害を招くことになります。
いくら制作能力が高くても「著作権などのルールの知識」が無ければ、制作に携わるべきではありません。
制作チームは、原作のファンや、アニメを楽しみにしていた人、制作に協力していた関係者など多くの人の信頼を裏切る行為を起こしたことを深く反省してください。そして、一人前の制作者になるために、「守るべきルールの知識」をしっかりと身に付けて欲しいと思います。