個人情報をファックスで誤送信 沖縄県

2023年7月、沖縄県石垣市は会見を開き、職員による個人情報の誤送信について謝罪した。
同月12日に同市の職員が、市税滞納者7名分の氏名や住所などの個人情報が記載された文書を、ファックスで銀行に送信しようとして宛先を誤り、無関係の企業に誤送信してしまった。
ファックス送信時にエラーが発生した際、機器のアドレス帳から宛先を選択せず、発信履歴から宛先を選び再送信したことで、別件でファックスを送信していた企業へ文書を送信してしまったという。市は誤送信した企業から文書の回収を行い、個人情報が漏えいした7名のうち連絡を取ることができた4名に謝罪した。

【このニュースに一言】

市のマニュアルでは、機器のアドレス帳に登録されている番号から送信する決まりとなっていましたが、職員が決まりを守らず、履歴から操作を行ったことが誤送信を招いてしまいました。
誤送信はとても身近で起こりやすい情報漏えい事故です。プライバシーマーク制度を運用する日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が、プライバシーマーク付与事業者から報告を受けた個人情報漏えい事故について集計した2022年度「個人情報の取扱いにおける事故報告集計結果」においても、事故原因別で「誤送信」は2番目に多い原因となっています(最多は「誤配達・誤交付」)。また、事故の根本的な原因では「手順・ルール違反作業、操作」が最多となっており、本件の職員のように、決まりを守らなかったことから漏えい事故に繋がった事例が数多くあることがわかります。
メールやファックスの送信など、日常業務で繰り返し行う工程であっても慢心せず、ルールの遵守や確認を徹底してください。