公用車の給油カード不正利用で職員免職 北海道

2023年5月、北海道のオホーツク総合振興局の職員が、公用車の給油カードを不正に利用したとして、道は同職員を懲戒免職処分とした。
同局によると、同職員は職場から無許可で持ち出した給油カードを利用して、10回にわたり、私有車に計約6万円分の給油を行っていたという。同職員は記録を改ざんして公用車に給油しているように偽っていたが、同僚が、管理職の承認がない給油カードの使用履歴に気付いたことから不正が発覚した。

【このニュースに一言】

記録の改ざんなども行っていたことから、不正がバレないと考えていたとしたら、それは誤りです。基本的に全ての企業においては、お金の出入りを正確に把握・管理する必要があるため、不審な動きはいずれ必ず発覚します。
同職員は不正利用の理由として、「お金に困っていた」と話しています。すでに同職員は全額を返済していますが、道は、同職員を業務上横領容疑で告発する方針だといいます。お金に困って約6万円分の横領を行った結果、同職員は職を失い、さらには刑事告発を受け、今後の取り調べによっては、懲役などを科せられるおそれもあります。一時の行いが、自身の人生に大きく影響を与えることを想像できていれば、不正に手を染めなかったかもしれません。