SNSに不適切な投稿で減給処分 山口県下関市

2023年12月、山口県下関市の水道局職員が、SNSで不適切な投稿を繰り返していたとして、同局は職員を減給10分の1(1か月)の懲戒処分としたことを発表した。
男性職員は2022年12月から2023年7月にかけて、自身のX(旧ツイッター)に、匿名で「クソ上司」「ウザ客が窓口に来た」「下関死 酔道局」など、上司や市民を誹謗中傷するなどの不適切な内容の投稿を40回にわたり行っていた。別の職員からの情報提供で発覚した。職員は、「軽い気持ちで行った。軽はずみな投稿で反省している」と話している。

【このニュースに一言】

SNSは匿名であっても、投稿内容などの情報から投稿者が特定されることがあります。本件では勤務先である下関市水道局をもじった内容があったことから、同僚でなくとも、投稿を見た他の人が勤務先を特定できる可能性も十分ありました。
また、投稿は、一度投稿すれば後から削除したとしても、スクリーンショットなどで異なるWebサイト上で公開されることや、見た人の記憶からも消すことはできず、投稿による影響は残り続けます。同職員は、仕事への不満やストレスを発散するために、軽い気持ちで投稿をしてしまったのかもしれません。しかし、一時的なストレス発散のつもりが、一生後悔する出来事になってしまいました。
SNSに投稿する前には、冷静になり、誰に見られても良い内容かどうかを考えてから投稿してください。