育児と仕事が両立できる勤務体制づくりへ 大手鉄道関連サービス会社と和解

育児中の従業員が配置転換を命じられ、育児と仕事の両立ができなくなったとして大阪地裁に仮処分を申し立てた女性従業員が、2016年2月3日、勤務先である大手鉄道関連サービス会社と和解した。申し立てによると、配置転換により、終業時間が遅くなる改札業務を命じられ、「子どもを保育園に迎えに行けない」と命令の撤回を求めたが会社側が応じなかったとのこと。その後この女性従業員は休職し、大阪地裁に仮処分を申請していた。

【このニュースに一言】

「結婚し、子供が生まれ、育児を行う」、これは特異なことでもなんでもない「普通のこと」です。この「普通のこと」をするために、仕事を辞めなければならない社会こそ、「異常な社会」と考えるべきだと思います。今回、会社と従業員が和解し、仕事と育児が両立できる勤務体制づくりを労使が協議していくことになりましたが、本当に良かったと思います。