コンプライアンス違反が倒産の一因に

帝国データバンクより2012年度の「コンプライアンス違反企業の倒産動向調査」が発表された。この調査は2005年度より行われており、2012年度の倒産件数は過去の調査でもっとも多い数となっている。

(詳しくは、帝国データバンクのHPにてご確認ください)

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p130506.pdf

 

【このニュースに一言】

金融機関や大手企業から「コンプライアンス違反をするような企業とは取引しない」という姿勢が強くなってきているのかも知れません。金融機関から見放されては資金繰りに窮しますし、大口の取引先からの仕事がなくなれば、売上激減で商売が成り立たなくなります。

大手企業が取引先のコンプライアンス違反に厳しい姿勢を取るのは、取引先のコンプライアンス違反が原因で、企業活動に支障がでることは勿論、企業イメージを損なうことになるからで。取引先の不祥事でも、「不祥事を起こした企業」として名前がでるのは大手企業になります。またインターネットが普及する以前であれば、「人の噂も七十五日」と時間が経てば忘れ去られてしまうものが、今はほぼ永遠にネット上に情報は残り続け、「あの企業の不祥事」と誰もが知れる状態が続いてしまうことも企業にとっては脅威です。