無免許運転を放置、「前から運転していたから大丈夫だと思った」

2013年7月12日、普通免許しか持っていない運転手に、中型免許が必要なトラックを無免許で運転させていたとして、警視庁は、大手運輸会社の南水元センターの元支店長ら3人を道路交通法違反の疑いで書類送検した。運転手が荷物の配達中に物損事故を起こしたことにより、中型免許を持っていないことが発覚した。元支店長は「前から運転していたから大丈夫だと思っていた」と話しており、運転手に恒常的に無免許運転させていた疑いがあるという。

 

【このニュースに一言】

「前から運転していたから大丈夫だと思っていた」と元支店長はコメントしていますが、何を「大丈夫」と思っていたのでしょうか。「以前から運転しているから、当然中型免許を持っているはず」という意味だと思いますが、運転免許は「取消」という制度があるので、「以前から・・・」という考え方は通用しません。ましてや運輸会社が、運転手の「運転免許」について有無を確認していなかったり、定期的なチェックもしていなかったりするのは、あきれるばかりです。

車の運転は事故になれば大切な命を奪うことになる危険な行為です。だからこそ「免許制度」になっているのです。その免許について、いい加減な考え方をもつような人たちには「車を使った業務」をしてもらいたくありません。