産地偽造!海外のこぼうが、青森産に

2017年5月25日、給食食材の卸業者の元支店長らが、産地偽装により不正競争防止法違反の疑いで逮捕された。調べによると、外国産(主に中国、台湾産)のごぼうを青森県産と偽った書類を作成し、都内や埼玉県内の保育園へ納品していた。背景には、ごぼうの価格が高騰したため、元支店長が仕入先に産地偽装を持ちかけていたという。調べに対し元支店長は「仕入先に輸入品の納品を許可した覚えはない」旨の供述をし、容疑を否認している。

【このニュースに一言】

喉元を過ぎれば、熱さを忘れる。
そんなことわざを思い出します。一時期、食品偽造(原料、産地)が大きなニュースになり、食品業界に携わる人たちのコンプライアンス意識が高まったように思っていました。しかし、世の中で話題にならなくなると出てくるものですね。
「悪い事だと知っていても、やってしまう」という人間の弱さを前提に、企業は「自戒する機会」を適宜作るようにしなければなりません。