自転車の悪質運転で初の安全講習受講を命令

大阪市の会社員男性が競技用の「ピスト自転車」を公道で運転し、ブレーキの装置が不十分だったため道路交通法違反容疑で2回摘発された。2015年7月31日、大阪府公安委員会は6月から始まった自転車の安全講習制度に基づいて全国で初めて受講を命じた。会社員の男性は7月9日と15日、通勤の途中に交通切符(赤切符)の交付を受けた。府警の調べに「後輪にブレーキがついていたので問題ないと思った」と話している。

 

【このニュースに一言】

この男性の自転車には後輪のみブレーキがついていたようですが、道路交通法の規程では前後輪ともにブレーキが付いていないと違反になります。男性は、1回目の摘発で前後輪のブレーキが必要なことがわかっていたはずです。しかし、前輪にブレーキを付かないまま運転していたのは、「違法車両の危険性を甘く考えている」、「自分は大丈夫だと過信している」からではないでしょうか。違法車両に乗ることは、安全を無視し、人を傷つけることを容認する悪質な行為です。例えれば、人混みで刃物を振り回すのと同じ行為なのです。