2026/01/29
/ 最終更新日 : 2026/01/29
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『注文の多い料理店』 宮沢賢治 著

あらすじ
二人の紳士が山奥で迷い、「注文の多い料理店」と看板に記された奇妙な店に辿り着きます。お腹を空かせた二人は料理にありつくために、身体に牛乳のクリームを塗る、酢のようなにおいの香水を付けるといった店からの注文に従いますが、やがて、これは自分たちを食材として料理するためであることに気づき、あわてて逃げだすのでした。
二人は、店からの注文の内容を少しおかしいと思いつつも、受け入れ続けてしまいました。とにかくお腹が空いてはやく食事がしたいという焦る気持ちがあり、食事をするためなら「しかたない」と我慢してしまったのかもしれません。
現実においても、仕事で期限が迫っており時間がない、早く解決したいなどの焦る状況であったり、相手がお客様や大切な取引先であったりすれば、本来なら断るはずの要求でも我慢して受け入れてしまうことがあるかもしれません。しかし、なんでも受け入れてしまうと、自社に不利益が生じる、要求がエスカレートするなど、この物語のように、気づいたときには大変な事態になってしまうかもしれません。
その要求を受けることが妥当かどうかを冷静に考えて、ときには拒否することも必要です。また、代案を出すことも一つの手です。
「注文の多い料理店」のように、そもそもが非常識な場所では、通用しないかもしれませんが……。