2025/03/13
/ 最終更新日 : 2025/03/13
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『赤ずきん』
あらすじ
赤いずきんをかぶった少女(赤ずきん)はおばあさんの家にお見舞いに向かう途中、出会ったオオカミに尋ねられ、おばあさんの家の場所やお見舞いに向かうことを教えてしまいました。それを聞いたオオカミはおばあさんの家に先回りして、赤ずきんのフリをしておばあさんをだまして家に侵入します。そして今度は、おばあさんのフリをして赤ずきんをだましました。二人はオオカミに食べられてしまいますが、通りがかった狩人によって、オオカミのお腹から助け出されるのでした。
赤ずきんやおばあさんが危険な目に遭った主な原因は、オオカミに情報を与えてしまったことです。赤ずきんがおばあさんの家の場所や訪問目的を教えたことで、オオカミは赤ずきんになりすまし、悪事を働きやすくなりました。
現実においても、企業の機密情報や、個人情報の漏えいがもたらす被害は甚大です。オオカミのような悪人が情報を常に狙っています。メールや電話で、家族や知り合いを装う、ウイルス感染と嘘の警告をするなどの手口で巧みに騙そうとするのです。
物語では、二人は事なきを得ましたが、実際には、情報が漏れて悪用されると、無事では済まないでしょう。怪しいメールや電話が来たときは、「赤ずきん」のことを思い出し、「相手はオオカミだ!」と考え、警戒してください。
参考:赤ずきん(青空文庫)