『ガチョウと黄金の卵(通称)』

あらすじ(※諸説有り)
 貧しい農民が飼っているガチョウが、ある日、黄金の卵を産みました。農民は卵を売って大金を得ます。それからもガチョウは毎日、黄金の卵を産み続けました。しかし農民は、1日に1個しか卵を得られないことに不満を感じ始めます。そして、「腹の中に金が詰まっているのでは」と考えた農民は、ガチョウの腹を裂いてしまいます。しかし、腹の中に金はなく、ガチョウも死んでしまいました。

 農民は金に目が眩み、自分に都合のいい結果だけを信じて、短絡的な行動をしてしまいました。腹を裂けばガチョウが死ぬということすら気付かず、ましてや腹の中に金がないことなんて、予想もしなかったのでしょう。

 もし農民が「都合の良い結果だけでなく、悪い結果も考える」ことができていたら、結末は違ったものになったのではないでしょうか。現代のビジネスにおいても、都合の良い結果だけを考えて行動すれば、大きな失敗を犯します。目先の利益に踊らされず、都合の悪い結果も想像した上でリスクを考え、取るべき行動を冷静に判断することが必要です。