【開催録】コンプライアンス落語×空回りしないコンプライアンス教育

コンプライアンス落語(初口演)×空回りしないコンプライアンス教育(セミナー)
(2017年1月13日開催)

プロネクサス×HTCの新春セミナーを、落語家・春雨や風子さんと経営コンサルタント/アクアナレッジファクトリ株式会社・角渕渉さんをお迎えし開催しました。
当日セミナーには、企業でコンプライアンス推進を担当される方々83名にお越しいただきました。

当日の流れ(プログラム)

□14:30~  受付開始
□15:00~  オープニングトーク
□15:10~  コンプライアンス落語(落語家 春雨や風子)
□15:30~  空回りしないコンプライアンス教育
       (経営コンサルタント/アクアナレッジファクトリ株式会社・角渕 渉氏)

プロネクサス セミナールーム

プロフィール

■落語家:春雨や風子
芸暦:2007年秋、四代目春雨や雷蔵師匠に入門。
大師匠は八代目雷門助六
2008年2月 浅草演芸ホールで初高座。
2012年3月 二ツ目昇進。
出演:BS日テレ笑点特大号 「若手大喜利」出演中!
 
■講師:角渕 渉(経営コンサルタント/アクアナレッジファクトリ株式会社)
ソフトウェアハウス、国内系コンサル会社を経て、大手監査法人グループのKPMGあずさビジネススクールで講師をつとめる。2007年にアクアナレッジファクトリ株式会社を設立。「財務計数感覚に裏打ちされた戦略経営」「確かなマネジメントスキルに支えられたコンプライアンス経営」をテーマに、財務・法務教育、マネジメント教育の研修講師として活躍中。難しい知識体系の中から実務に役立つ部分を抽出し、いかに易しく、そして優しく伝えるかを考えながら、日々講壇に立つ。

コンプライアンス落語「咎の素」

落語家:春雨や風子 氏

今回の題目「咎の素」は、コンプライアンス落語の第一弾として作成したものです。言われれば「あるある」と思うコンプライアンス違反の例を散りばめた噺で、入門編の位置づけになっています。参加者から、「新たなチャレンジ」「研修の企画として面白い」などの評価をいただきました。

「コンプライアンス落語」は、約5年前(2012年)に「楽しさとコンプライアンス意識啓発の両立」という構想からスタートし、ようやく今回の初口演を迎えることができました。

「コンプライアンス落語」は落語家の巧みな話術と所作を使い、コンプライアンスの大切さ、良いこと悪いことを「親しみやすく」、そして「印象深く」伝えることを狙いとしています。この落語の世界を通して、「なるほど」「あるある」「そうだよね」など聴き手の心の中に頷きが生まれ、共感してもらうことで「コンプライアンスを他人ごとではなく、自分ごととして考えてもらう」ことができようになります。

現在、制作中のコンプライアンス落語の第二弾「パワハラ編」では、人間模様や心理状態などから生まれるパワハラを描いていきます。また第三弾「SNS編」、そして「役員編」など、テーマ毎にコンプライアンス違反の背景を描いていく落語を展開していく予定です。

今後を、ぜひ楽しみにしていてください。
 
▼コンプライアンス落語とは
https://www.htc-inc.co.jp/lp/compliance_rakugo.html

空回りしないコンプライアンス教育

企業内のコンプライアンス研修などで、担当者が十分に準備したにも関わらず、効果が乏しかったり、従業員からの反応が良くなかったりすることがあります。
セミナー「空回りしないコンプライアンス教育」では、経営コンサルタント/アクアナレッジファクトリ株式会社・角渕渉氏より、着実にコンプライナンス教育を進めていくうえで、重要なテーマについてお話をしていただきました。

<取り上げた3つのテーマ>
・現場スタッフの教育
・コンプライアンスリーダー教育
・管理職教育

セミナー中には、イラストを使用した「ケース討議」などもあり、研修を具体的にどのように進めればよいかなど、コンプライアンス教育のヒントとなる手法の紹介がありました。

講師:角渕 渉 氏

セミナーを終えて(担当者の感想)

今回のセミナーは、「コンプライアンス落語」という新たな試みもあって、参加者の方々は、興味津々の様子でした。またコンプライアンス推進担当者の「研修に使えるコンテンツかどうか」を見定めようという真剣な雰囲気が会場には満ちていました。

そんな緊張感のある雰囲気のなか、落語家の春雨や風子さんが登場し、落語の枕が始まり、風子さんの「落語を聴きながらメモはとらないでくださいね~」など噺が進むと、参加者の肩の力も抜け、会場には笑い声も聞こえはじめました。さすが落語ですね。

そして、「コンプライアンス落語」が終わると、第二部の角渕氏によるセミナーの開始です。落語のあとを受けてセミナーをするのは、戸惑うのではと心配する私たちをよそに、「私は面白い話はできませんが~」と話を始める姿は、さすが熟練講師だなと感心しました。

もちろん、セミナーの内容も参加者の気持ちを惹きつけるもので、「大満足」の回答をいただきました。