性別問わず、年下の人はカワイイものです。自分を慕ってくれる後輩となれば、尚更カワイイ。学生時代に心地よい上下関係を体験した人は、こんな想いを抱きがちです。
朝までバカ騒ぎをしながら共にお酒を飲み語り合った日々、ゆえに築けた後輩との蜜月の関係。ふとした瞬間に「あぁ、あの時は本当に楽しかったなぁ……」と目を細めてしまうこともあります。

「共に酒を飲み、語らい合った時間こそが宝！」「腹を割って話すことが大事！」といったアナタの考え方は社会人になっても変わりません。長時間一緒に過ごすことがツーカーな関係を築き上げる、こんなことを重要視しています。
ゆえにアナタは「色々なことを教えてあげたい」「悩んでいたら助けてあげたい」という先輩心から頻繁に後輩社員を飲みに誘います。仕事中は、なかなかじっくりと話すことはできません。「だーかーらー、仕事が終わった後にお酒を飲むんでしょ！」と終業後、アナタのテンションはピークを迎えます。

飲み会への意気込みはわかりますが、アナタのやり方には注意が必要です。学生時代のように朝までバカ騒ぎなんて考えていませんか？ アナタだけが一方的に盛り上がっていませんか？
後輩社員にとってのアナタは業務よりも飲み会に力を注ぐ先輩として著名です。そんな状態なのにも関わらず、気遣って来てくれた後輩社員に「イッキ飲み」や「飲酒の強要」などした日にはアナタは不快な先輩の代表格に……。酒盛りに付き合ってくれる後輩はいなくなります。職場で煙たがられる存在となり、仕事におけるコミュニケーションも悪化することでしょう。
学生ノリを社会人になっても続けることは難しい、そのことを理解してください。