【開催録】第6回 コンプライアンス フォーラム

~コンプライアンス教育 これからの新しい視点・考え方~
2020年1月10日、コンプライアンス責任者・担当者のためのイベントを開催し、343名もの方々にお越しいただきました。(TKPガーデンシティ PREMIUM田町(東京都)にて開催)

満員御礼!!
たくさんのご来場 誠にありがとうございました。

会場の様子

ブースでのサービス紹介

たくさんのお声を頂戴しました

●最新の情報で大変充実した内容でした。
●参加されている皆様の熱意を感じました。講師の皆様も素晴らしく大変ためになりました。
●社内では得られない視点、気づきを得れました。感謝します。
●1日で様々な分野の講演が聞けて有意義でした。
●とても勉強になりました。次回も受講したいと存じます。
●コンプライアンスに関心を持たれている方が多くいることに驚きました。
●業務に生かしたい知識をたくさんいただくことができました。
●今後も同様のフォーラムの開催を期待します。
●講演の内容はとても研修実施する上で参考になりました。
●非常にレベルが高く有意義であった。
 

当日の流れ(プログラム)セミナールーム①

□10:00~ 受付開始
□10:30~ 講演①「コンプライアンスの死角を突く 従業員不正の実態とその要因分析」
□13:00~ 講演②「マタハラ&パタハラ問題からみる ハラスメントをなくして誰もが働きやすい職場環境へ」
□14:40~ 講演③「ケースでひもとく組織的無責任の法則(社会心理学的アプローチ)」
□16:10~ 講演④「パワハラ問題防止策 -現場力の向上と組織力の構築-」

■出展ブース
・ハイテクノロジーコミュニケーションズ株式会社
・株式会社プロネクサス
・インターワイヤード株式会社
・ダイヤル・サービス株式会社
 

講演①「コンプライアンスの死角を突く 従業員不正の実態とその要因分析」

■講演者:水村 典弘 氏
(埼玉大学経済経営系大学院 教授 / 日本取締役協会 会員 など)
経営学、コーポレート・ガバナンス、コンプライアンス、行動倫理を研究分野として、「従業員による「意図せぬ不正」の要因分析」(産業経理 2020年1月末刊行)など、論文発表や出版物への寄稿多数。小売・流通企業の社外役員として社内不正の調査及び原因究明を主導し、それを機に「意図せぬ不正」の研究に着手。現在は、研修転移の着想で、建設業、プラント業、化学メーカー等で役員研修・管理職研修・社員研修を多数実施。

水村 典弘 氏

TDnet(適時開示情報)で公開された不正・不適切事案の統計データを用いて、不正の実態や手口、発覚経路などを分析。データに基づく客観的な視点で、組織人の陥るジレンマなどを解説いただきました。また、社員の間に「やらされ感」を生む要因から、効果的な研修のあるべき姿をお話いただきました。「開示事例の分析という手法は新鮮」といったお客様の声をいただきました。
 

講演②「マタハラ&パタハラ問題からみる ハラスメントをなくして誰もが働きやすい職場環境へ」

■講演者:小酒部 さやか 氏
(株式会社natural rights代表取締役 / NPO法人マタハラNet創設者、元代表理事)
マタニティハラスメントの被害に遭ったことから、2014年7月、マタハラNetを設立。代表理事を務める。マタハラの理解促進や女性のキャリア形成のため、講演活動を開始。企業や行政での講演多数。2015年には、米国務省より、女性の地位向上などへの貢献をたたえる「世界の勇気ある女性賞」を日本人で初めて受賞。2016年株式会社natural rights 設立。マタハラ問題の第一人者として、NHKや民放各局などのメディア出演実績多数。

小酒部 さやか 氏

未だに根深く残っているマタハラ・パタハラの問題を、その背景から丁寧に解説いただきました。日本でマタハラの2大要因となっている「性別役割分業の意識」と「長時間労働」に対して、先進企業での事例など、説得力のある改善策をお話いただき大変参考になりました。「マタハラ・パワハラの概念をスッキリ理解できた」、「ダイバーシティインクルージョンはとても共感する」といったお客様の声をいただきました。
 

講演③「ケースでひもとく組織的無責任の法則(社会心理学的アプローチ)」

■講演者:中谷 常二 氏
(近畿大学 教授 / 人事院公務員研修所 客員教授 兼任 / 日本経営倫理学会理事 など)
ビジネス倫理、企業倫理、公務員倫理、コンプライアンス、リスクマネジメントなどを研究分野として、論文発表や学会誌への寄稿多数。「ビジネス倫理学読本」(晃洋書房)等、ビジネス倫理に関する多数の書籍出版に関わる。
NTT東日本、JXホールディングス、イオン、サントリーなどの民間企業での研修実績も多数。社会心理学的アプローチから、不正や不祥事の発生要因を紐解く。

中谷 常二 氏

不祥事の種はなぜ組織内で放置されるのか、なぜ不祥事が起きてしまうのかなどを、社会心理学的アプローチから解説。「責任の拡散」や「同調行動」、「スイスチーズモデル」などの説明や、それらを活かしたコンプライアンス研修についてお話いただきました。「コンプライアンスを全く別な視点から見る事ができた」、「なぜコンプラ違反がおこるか明確に理解できた」といったお客様の声もいただきました。
 

講演④「パワハラ問題防止策 -現場力の向上と組織力の構築-」

■講演者:鈴木 瑞穂 氏
(法務コンサルタント / 元・KPMGあずさビジネススクール 講師)
外資系コンサルティング会社等の総務・法務を経て、監査法人グループのKPMGあずさビジネススクールで講師をつとめる。2009年に独立し、主に企業法務(契約、労務、会社法等)とコンプライアンスの研修講師として活躍中。抽象的な概念を日常業務に引き当てながら具体的に理解させることをモットーとする。「現場で役立つ! セクハラ・パワハラと言わせない部下指導 グレーゾーンのさばき方」(日本経済新聞出版社)などを執筆。

鈴木 瑞穂 氏

パワハラ法制化の概要、企業に求められる取り組み方、現場力・組織力の向上の3本柱でパワハラ問題を解説。パワハラ問題の発生要因となる価値観の対立を、「ダメージドジーンズ」の例を用いてわかりやすくお話いただきました。また、パワハラではないかと感じた時の判断方法も参考になりました。「ハラスメント通報への対応に役立つ考え方だった」、「ルール重視ではなく現場力向上を再確認できた」といったお客様の声をいただきました
 

まとめ

2015年から始まり、第6回目を迎えたコプライアンスフォーラムでは、4回の講演と4社の出展ブースで企画しました。来場者数は、過去最大の343名。たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
また、今回は、今までとは違った講演テーマで挑戦させていただきましたが、多くのお客様に評価いただけたことも事務局の自信につながりました。
真剣な眼差しで講演を聞かれている様子はもちろん、講演の合間には、会場後方の出展ブースにも、多くの方々にお立ち寄りいただきました。
HTCのブースでは、弊社商品・サービスの紹介や、弊社会員企業の担当者様との情報交換など、多くの方々と交流ができました。また、弊社に多くの期待を寄せていただいていることも肌で感じることができました。
次回は、2021年1月の開催を予定しております。ご期待ください。