【開催録】コンプライアンス落語×意識を植え付けるコンプライアンス教育のツボ
コンプライアンス落語(お披露目口演)×意識を植え付けるコンプライアンス教育のツボ(セミナー)
(2017年7月19日開催)
プロネクサス×HTCのセミナーを、落語家・春雨や風子さん、雷門音助さんと法務コンサルタント/元KPMGあずさビジネススクール講師・鈴木瑞穂氏をお迎えし開催しました。
当日セミナーには、69名の企業でコンプライアンス推進などを担当される方々にお越しいただきました。
当日の流れ(プログラム)
□14:00~ 受付開始
□14:30~ コンプライアンス落語・SNS編「誤謬のつぶやき」落語家・雷門音助
コンプライアンス落語・パワハラ編「嫌力者」落語家・春雨や風子
□16:00~ 「コンプライアンス教育のツボ」
(法務コンサルタント/元KPMGあずさビジネススクール講師・鈴木瑞穂氏)
プロフィール
■落語家:雷門音助(かみなりもん おとすけ)
芸暦: 2011年10月 雷門助六師匠に入門。
2012年2月 浅草演芸ホールにて初高座。
2016年2月 二ツ目昇進。
■落語家:春雨や風子(はるさめや ふうこ)
芸暦: 2007年秋、四代目春雨や雷蔵に入門。大師匠は八代目雷門助六
2008年2月 浅草演芸ホールで初高座。
2012年3月 二ツ目昇進。
出演: BS日テレ笑点特大号 「若手大喜利」出演中!
■講師:鈴木 瑞穂 氏(法務コンサルタント/元・KPMGあずさビジネススクール 講師)
外資系コンサルティング会社、外資系ブランド輸入代理店等の総務・法務を経て、大手監査法人グループのKPMGあずさビジネススクールで講師をつとめる。2009年に独立し、主に企業法務(契約、労務、会社法等)とコンプライアンスの研修講師として活躍中。抽象的な概念を日常業務に引き当てながら具体的に理解させることをモットーとする。著書に「やさしく分かるコンプライアンス~茶髪って違反ですか?」(日本実業出版社)、「現場で役立つ! セクハラ・パワハラと言わせない部下指導 グレーゾーンのさばき方」(日本経済新聞出版社)がある。
コンプライアンス落語・SNS編「誤謬のつぶやき(ごびゅうのつぶやき)」
「誤謬のつぶやき(ごびゅうのつぶやき)」は、お馴染みの八っつぁんとご隠居さんの名コンビが引き起こすSNSを巡る事件の噺です。「人のため」と張り切る八っつぁんのSNSへの投稿がエスカレートして、大変なことに!!SNSを軽い気持ちで使用したときのリスクを面白く、ユーモアを交えて描いています。音助さんが小道具の手拭いをスマホに見立て、操作する仕草に思わず見入ってしまいます。
コンプライアンス落語・パワハラ編「嫌力者(けんりょくしゃ)」
「権力者(けんりょくしゃ)」は、大工の八っつぁんと棟梁の間で、繰り広げられる人間模様の噺です。いつものようにご隠居さんに相談にきた八っつぁんですが、なんとパワハラにあっていると言います。あれもこれもパワハラだと言う八っつぁんとそれを諭すご隠居の様子を、風子さんがおもしろく演じてくださいました。
コンプライアンス教育のツボ
「知識を教えるだけでは違反は防げない。知識を行動につなげるためには意識を植え付けなければならない」ということをテーマに法務コンサルタント/元・KPMGあずさビジネススクール講師の鈴木瑞穂氏よりお話をしていただきました。コンプライアンス意識を植え付けるためにどんな研修をすればよいのか、事例などの紹介もありました。
「コンプライアンス意識とはどんな意識なのか?という答えがわからなければ、行動につながらない」というお話しなど、教育のポイントがわかりやすい内容でした。
セミナーを終えて(担当者の感想)
お蔭さまで「コンプライアンス落語」の第二弾、第三弾のお披露目口演を無事に終えることができました。参加者のみなさまからは「おもしろい」「聞いているうちに引き込まれる」といった声をいただきました。「コンプライアンス落語」以外にも、音助さんによる「落語講座」があったり、春雨や風子さんの新作落語の披露もあったり、盛りだくさんの内容となりました。落語が終わるころには、始まりの頃にあった会場の緊張感もすっかり和やかな雰囲気に変わり、第二部の鈴木氏によるセミナーにバトンタッチができました。
鈴木氏による「コンプライアンス教育のツボ」では、コンプライアンス研修で知識を教えるだけでは違反は防げないと強くおっしゃっていたことが印象に残りました。
まだまだ試行錯誤中ではありますが、コンプライアンス落語&セミナーを、今後もたくさんの方々に関心を持ってもらえるように頑張っていきたいと思います。
次回予定は「役員編」です。楽しみにお待ちください。